2015.08.07 Friday
清滝テラの昨日と今日
夏真っ盛りではありますが、後藤順子さんと高橋裕博さんが再現制作した「七夕文様帷子」をめぐり、連日いろいろな方が訪れています。
昨日は糸績み実演でしたので、織りに関心のある方々が食い入るように順子さんの手元を見つめていました。 干したかんぴょうのような苧麻の繊維から、髪の毛よりも細いような極細糸の繊維が裂かれて、縒り合わされていくさまは何とも繊細な手技です。 今日も伝え聞いたものづくりの人が熱心にはなしこんでおられました。 清滝川では、朝から川遊びの子どもたちの歓声が響いています(あ、高橋さんも先日ギャラリーで水着に着替えて、お客さんの合間にひと泳ぎして来られましたよ)。 今日最後のお客さんは、なんと旅の途中の高校生男子。ふわりとした苧麻の着物に惹かれたそうですが、あちこち旅を重ねる、いまどきちょっとめずらしい、気骨ある、どんな大人になるのか楽しみな若者でしたよ。 いろいろな人との出会いもまた、展覧会の楽しみです。
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