2011.02.27 Sunday
ラオス竹紙の旅記録8 ナムディー村
シンヘットさんの案内で村を回る。
ナムディー村はラオスの少数民族のひとつ、レンテン属の村で、54世帯の家からなる。
藁葺き屋根に竹を網代に編んだ壁の家が多い。時折レンガの家もある。
高床式の穀物倉庫
犬も豚も鳥も自由に村中を動き回り、人と一緒に暮らしている
ちょうど綿の収穫中だった。
綿は女性達が手紡ぎ手織りして藍染めを繰り返し、彼ら独特の民族衣装に仕立て上げる
藍染め
染めた布を干す。何度も染めを繰り返し、黒に近い藍を目ざす。
レンテン族の「レン」は「藍」。「藍を着る人」という意味だ。
男性は普通の服の人も多いが、女性はおしなべてこの衣装。
眉を剃り、足には脚絆を巻いている。
はたらきもので、きりっとした強い印象を受ける。
この写真は、シンヘットさんのお母さんらが夫のiPodを覗き込んでいるところ。
基本的に自給自足で、食べるもの、着るもの、暮らしで使うもの、何でも一から十まで自分たちでつくっている。
物干に豚の肉と腸が干されていた。
竹を使った水煙草。村の人が吸っていたのを回し飲みさせてもらう。
煙草も栽培して作っている。日本のハイライトをあげると「味が薄い」と言っていた。
バナナの葉で巻いて作るちまき。この中身は確かめなかったが、米粉で作ったお菓子や、ソーセージのように肉を巻いたものなどよく見かけた。
シンヘットさんのおばあさん。自転車の車輪を使って糸紡ぎをしていた。
シンヘットさんのおじいさん。お茶をごちそうになり、竹紙に漢字をかいた経文のような本を見せてくれた。
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