2014.07.07 Monday
手描きジャワ更紗展 開催します
7月29日(火)〜8月3日(日) くらくらの手描き更紗 清滝テラ
インドネシアと日本を長年行き来しながら、現地の職人さんと共に手描きのジャワサラサ染織を続ける塚本夫妻(工房名くらくら)の展覧会です。 南洋のろうけつ染め、繊細なろう書きの手描きジャワサラサの布地と、そこからつくられたブラウスやベスト、ワンピースなどの洋服、小物など、展示販売致します。 塚本夫妻とは長いつきあいです。(夫は彼らが十代の頃から知っていますし、余計なことですが、私達、彼らの結婚届の保証人にもなった記憶あり)。 写真家としてボロブドールの遺跡撮影をしていた塚本達彦さん(夫君)に同行していた幸子さんが、ジョグジャの町でジャワサラサに出会い、その美しいろうけつ染めに引き込まれ、以後、その制作販売に深く携わっていくようになりました。 ジャワ島に家を建て、現地の子供たちの食生活向上のために給食制度も考え、行き来するたびに、日本から文具やおもちゃなども運んで、現地の人々との関係をつくりながら、制作を続けてきました。 大きな会社や組織を持たない個人工房なので、制作を持続させていくことには多くの苦労があったと思います。でも、大きな企業にはできない現地の人との関係や仕事の仕方、生活の共有意識もあると思います。 南洋の美しいろうけつ染め、自然の植物や動物、昆虫をデザイン化して、布の表と裏から、丁寧に繊細にろう描きし、天然染料などで幾度も染色し、手間ひまかけて作り上げるこの国の美しい染めの布(地域や島によっても模様は様々)、伝統の技が、暮らしの仲に生き続けていってほしいなあと願いながら、展覧会を開きます。 会期中、塚本一家は清滝に滞在予定。 ゆっくりお話もしていただけますし、東京のくらくらギャラリーでは、ラーメン屋さんも併業していたほど麺好きの達彦さんによる、特製くらくらラーメン(無添加スープ、インドネシア風)も会期中1日15名までの限定で召し上がっていただけます。 夏の暑さを逃れて(清滝は京の町中より4〜5度涼しいですよ)、ジャワ更紗をご覧いただき、川で涼みながら(泳ぎたい方は水着も忘れずに)、ごゆっくりひとときをお過ごし下さい。 そうそう、会期中の7月の31日〜8月1日は、愛宕山の千日参りの日です。 火伏の神として知られる愛宕参りは、古くから続く京の伝統行事でもありますが、特に、この日に参ると、愛宕山に千回参ったのと同じご利益があると言われていて、毎年多くの登山者でお山はにぎわいます。登山道には一晩中明かりがともり、山頂の愛宕神社では、深夜にいろいろな神事も行われます。 登山と展覧会を合わせて、という健脚の方は、ぜひどうぞ! ただし、7月31日は、朝から交通規制のため、清滝集落に一般車が入れなくなります。 嵐山ー清滝間をバスがピストン運行していますので、そちらをご利用下さいますようお願いします。 |