2014.03.29 Saturday
アリアナキリムお話会報告
アリアナキリムの展覧会、はやあと2日です。
27日には、マルフィーさんを囲んで、マルフィーさん手作りのイラン料理を頂き、遊牧民とキリムの話を聞かせていただきました。 民族によって異なる模様やそこにこめる意味や思い、母から娘へと受け継がれる技、 裏に毛足を長く残した織物は、赤ちゃんをくるんで野外においておく時、長い毛足が邪魔をしてサソリが入り込みにくいなど、この地ならではの理由にも驚かされました。 ラクダや羊やヤギの毛をミックスして使ったキリム、単純そうに見えて複雑な織りのジャジムは、もともと長く長く追って、テント周りを覆うのに使っていたこと、端に止めのある布は、川を渡る時、羊の赤ちゃんが暴れたり溺れたりしないように、キリムの布袋に入れて口を縛ったことなど、聞けばへえ〜っとうなずくことがたくさん。 織物から遊牧民の暮らしと文化を感じさせていただいたひとときでした。 ちなみに、イラン料理のメインディッシュは「アッシュ」という煮込み。 数種類の豆に、ミンチボール、ほうれん草、ニラ、ニンニク、数種類のスパイスやミントの入った煮込みに、ヨーグルトがかかったエキゾチックな煮込み料理でありました。 |