2013.08.05 Monday
山から里へ
10日余りの「山寺の暮らし」の会期を終えて、山から里へ帰って来た気分です。
にぎわいと静寂、交流と個、 10日の中で、ともに味わいました。 にぎやかだった28日の食事会。 輪島塗のお弁当箱にお料理を詰めるのにちょっと手間取り、裏方はてんやわんやでしたが、 よろみの食材を、新鮮においしく心を込めて、啓子さん奮闘しました。 泊まり込みで手伝ってくださった山本ひとみちゃん共々、 心よりありがとうございました。 そして7/31〜8/1にかけては、愛宕の千日詣り。 31日夕方。山に向かう人が次第に増えていきます。 テラ前は歩行者天国のような状態。老いも若きも男も女も。 暗闇に灯籠がともりました。人通りが途絶えたひととき。 夜明け5時前のテラ。空の色が何とも言えない菫色でした。 このあと日の出を待って山を下って来た人が再び増えました。 ギャラリー内では、 あるときは、おくどさんのご飯が湯気を上げ-----、 あるときは、和尚を囲んで「己」とは何か、「存在する」とはどういうことか、「言葉」とは? 車座になって真剣な話し合いが行われました。 朝もやに包まれていた早朝の清滝川、 日曜昼には川遊びの家族やカップルでビーチのようなにぎわいに。 同じ光景も、見る時や人によって、まったく異なる表情を持ち、 同じものも、まったく違う受け止め方がある。 山に入って、あれこれ考えた(ような気分になった)私です。 そして、里に戻り、今はちょっとぐったりしています。 |