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全国手漉き和紙青年の集い/菅野今竹生さん情報
 9月2日から和歌山県田辺市龍神村でおこなわれた「全国手漉き和紙青年の集い」に参加していました。全国の紙漉さんと紙に関わる人々が100名あまりも集まって交流する大会です。

そして、その大会に、なんと台風12号も参加してしまったのです!

出発時から台風同行の気配は感じていたものの、行きは雨もなく、なんとかなるだろうと思って出かけました。当日の大会はなんとか順調に開催。
が、台風はのろのろと進まず紀伊半島周辺で足踏みを続け、当日夜には、翌日宿泊予定していた新宮方向が熊野川氾濫で洪水状態との情報がはいり、行くことができなくなりました。

まあ、仕方ないかと思いつつ、その夜はのんきに夜更けまで全国の老若男女の紙漉きさんたちと紙談義に花を咲かせ、飲んだりしゃべったりしてました。

と、翌朝には、私たちの泊まっている龍神村のホテルも孤立状態に。
500mくらい先の道が崖崩れで塞がり、送電線や光ファイバーも巻き込んで崩れ、電気は停電、携帯もメールもつながらなくなってしまいました。

この段階で、半数あまりの人が予定を切り上げ、なんとか帰宅の途につきました。
でも私たちは、台風の最中に移動するのもよくはないだろうと判断し、翌日には台風一過でからりと晴れるだろうと、もう一日滞在することに。

すると、さらに事態は悪化。
紀伊半島のあちこちで大小さまざまな崖崩れや洪水や道路の崩落が起きて、死者も出る被害状況に(その後、死者行方不明者100人を超える大きな災害となってしまったことは新聞でも報道の通りです)。

地域状況を知るすべがないので、主催者の方が危険をおして車を動かし、道路状況を調べたり、役場に出かけたり、非常食を確保してくれました。

すべての電話は通じませんでしたが、10キロ先まで行くとソフトバンクの基地があり、ソフトバンクだけは通じることがわかり、代表者にメッセージを託して、必要な電話をかけていただきました。

ホテルも、泊まりの職員さん以外は出勤することができず、停電後は自家発電で最低必要な電気を確保していたのですが、最後はそれも消えて,水も出なくなりました。

そんな中でもホテルの人は夕食におにぎりを握ってくれ、朝食も都合してくれました。
大会スタッフの方々も、皆の安全確保のために情報収集に走り、食料を確保、様々に気を使ってくれました。(どれほど気を使われたことでしょう!)

最後まで残った紙漉さん達とは、なんか同士のような連帯感を感じてしまいました。
だいたい、紙を漉く場所って山の中が多いですし、自然と向き合って作業していますから、みなさん、肝が据わっていると言うか、災害に動じない。判断も的確。
若い人から70代?までの人がいましたが、皆落ち着いたもので、それぞれのかっこよさがありました。

いつか、お会いした方々の北から南までの各地の紙漉場を見に行きたくなりました。

結局私は、5日、東京の紙漉さんの車に同乗して、新潟、岩手の方々とともに京都に戻ることができました。途中、何カ所もの崖崩れや電信柱が倒れている箇所、道路の崩落、家々の洪水のあとを通りました。
自分自身は、比較的安全に京都に帰って来ることができましたが、その後のニュースで、あらためて被害の大きさを知り恐ろしさを感じるとともに、東北の被災地の方々の思いも、ほんの少しですが近く感じられたように思います。

電気生活の脆弱さも感じました。
電灯のない暗さやエレベーターなしのホテルは、さほど苦とは思いませんでしたが、水の流れないトイレはすぐに切実な問題となりましたし、♨とはいえ、実際にはモーターでお湯を動かすためお湯も使えないこと、お土産が目の前に見えるにもかかわらず、電動シャッターが開かないので、お土産は買えず(これはどうでもいいことですが)、レジも動かずと、直接必要でない部分にも電気が使われているため、実際には電気がないと動けない暮らしになっているのだなあと、あらためて実感しました。


また、何人かの方からお電話をいただきましたので、勝手ながらここに記させていただきます。

和歌山県田辺市龍神村在住の菅野今竹生さんあゆみさんご夫妻は無事です。
龍神村で9月2日と4日夕にお会いしていました。
家の前の川が氾濫の危険があり、一時避難されていましたが、浸水の被害には遭わず、今はお宅に戻っておられるはずです。
ただし、龍神一体、停電や携帯、光ファイバーの線などが断線しており、しばらくお電話や携帯は通じないのではないかと思います。

ご心配されておられる方も多いことと思いますので、もしもこのブログを見てくださればと思い記しておきます。


今回の「全国手漉き和紙青年の集い」の実行委員長、奥野誠さん(龍神村で楮を使った紙を漉いて作品を作っていらっしゃる作家さんです)に深く感謝。スタッフの方々にもお世話になりました。東京の田村正さん、往復車に乗せていただきありがとうございました。お疲れさま!真下さん、いろいろありがとう!宮古の栗橋さん、柏崎の横瀬さん、無事帰宅されましたか? またお会いして紙の話しましょね!

| 日々のお話 | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) |









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